こんにちは!「ふぉびー相談所」所長のふぉびーです!
不安障害・パニック障害は、ただ家でゆっくり休んでいるだけでは克服することはできません。
しかし、実際には―
「何をすればいいのか分からない…」
「私はどうしていくべきなの?」
と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

当ブログではこれまでに、不安障害・パニック障害を克服するには、症状を排除しようとするのではなく「受け入れたうえで行動していくこと」が重要だとお伝えしてきました
とはいえ、いざ行動しようとしても、具体的なステップが分からない状態で闇雲に進むのは正直不安ですよね。

実際に私自身も、不安障害に悩んでいた当時、何をすればいいのか分からず、手さぐりで前に進む日々を過ごしていました
そこでこの記事では、
不安障害・パニック障害を克服するための「具体的な行動」を
症状の段階に合わせて、分かりやすく解説します!
この記事を読むことで…
といった変化を実感できると思います!

障害克服のために「何から始めればいいのか分からない」と感じている方は、ぜひ最後までご覧ください!
障害の「段階」を明確にしておこう!
不安障害・パニック障害を克服するためには、今の自分の状態にあった行動を選ぶことが重要です。
まずは、あなたがどの段階にいるのかを確認してみましょう!
◆ケース① 回復の前段階
- 家から出ることすらままならない
- 外出は病院の往復や近所までが限界
◆ケース② 回復初期
- 外出は少しならできるが、学校や仕事などは厳しい
- 精神病棟での入院生活を経験し、少し自信を取り戻せている
◆ケース③ 回復中期
- 外出は問題なくできるが、旅行などの遠出や友人との交流は苦手
- デイケアなどの支援のある場所には通える
◆ケース④ 回復終盤
- 限られた時間で仕事ができる
- まだ障害に縛られ「不自由」と感じている

このあと、それぞれの段階に応じた具体的な対処法を解説していきます!
不安障害・パニック障害を克服するための行動 ケース①
ケース①では…
- 家から出ることすらままならない
- 外出は病院の往復や近所までが限界
このような、ほぼ引きこもりの状態からどうしていくべきかを解説します。
引きこもりの状態になってしまうほど、不安障害・パニック障害が悪化してしまうと、多くの場合…
- すべてのことが不安
- 何をするにも恐怖
このように、思考を完全に障害によって支配され、そのたびに不快な症状が現れて、苦しい思いをしている方も少なくありません。

実際に私も、そのような状況に至るまで不安障害が悪化し、悩んでいた時期がありました
そんな状態の中、どのような行動をしていけば良いでしょう?
それは
- 簡単な家事などの手伝い
- 家の中でできる軽い運動(ストレッチ)など
そして
- 精神科への入院
です!
勇気を出して、他者と関わっていく
前回の記事でも解説した通り、家事などの手伝いを通して「他者貢献」をすることで「自分は家族にとって迷惑な存在ではない」と認識し、自信をつけていくことが大切です。
そして、このような「他者貢献」を通した人との関わりは、家族だけでなく「見知らぬ誰か」とも行っていく必要があります。
ですが、引きこもりの状態で家族以外の誰かと関わるのはなかなか困難です。

だからこそ、精神科への入院がおすすめなのです!
精神科への入院であれば、同じような境遇で悩み、精神障害への理解も深い利用者の方もたくさんいるため、そういった方々とコミュニケーションを通して関わりを持つことができます。
さらに、いざという時に助けてくれる看護師の方や精神科医の方も近くにいます。
不安障害・パニック障害の方にとって安心できる環境で生活しながら、他者との関わりを通して失った自信を取り戻していくことができるのです!
「自分で決断して」入院することが大切!
それでも、安心できる家や家族から離れ、見知らぬ誰かと共同生活をするとなると、途方もない不安や恐怖が押し寄せてくるのではないかと思います。

私も同じで、主治医の先生に入院を勧められるも勇気が出せず、入院するという決断ができるまで約2年かかりました
しかし、入院するという「勇気」と、障害を克服するという「決意」が、私にとって不安障害から復活していくための大きなきっかけとなったのです!

約3ヶ月間の入院生活を経たことで、私は引きこもり状態を脱し、外出もできるようになり、少しずつ社会生活も送れるようになったのです
大切なのは「自ら決断して、克服したいという決意をもって入院すること」です!
勉強や習い事のように、親に強制的に「やらされている」状態では、上達しにくいのと同じです。
他人に強要されたり、無理矢理な形での入院では、同じような効果は得られないということは、知っておく必要があります。
不安障害・パニック障害を克服するための行動 ケース②
ケース②では…
- 外出は少しならできるが、学校や仕事などは厳しい
- 精神病棟での入院生活を経験し、少し自信を取り戻せている
このような「最悪の状態ではないが、多くの行動を障害によって制限されている」状態に近い方に向けて、どういった行動を取ればいいかを解説していきます。

少しなら外出もできるし、入院する程ではない…
でも学校や仕事に行けるほどの体調も自信もない…
こう感じている方も多いのではないかと思います。
こんな時、私がおすすめするのは「精神科デイケアの活用」です!
デイケアで他者とコミュニケーションを交わそう!
「デイケア」とは、精神科の外来治療の一つで、精神障害を抱える方が安定して日常生活を送れるよう、同じ境遇の人たちとの交流や各種プログラムなどを通してリハビリテーションを行う通所型のサービスです。
このようなプログラムを通して、社会生活に必要な能力や体力を取り戻していくことができるのです。
しかし、

正直、プログラムとかは面倒…
このように感じる方もいるのではないかと思います。
ですが、安心してください。
プログラムへの参加は、あくまで「任意」ですので、基本的に強制されることはありません。
そもそも、デイケアの本質は…
同じ利用者との交流やプログラムを用いたグループ活動によって、人と関わり、コミュニケーションを交わすことで「社会生活の感覚」を取り戻していくことにあると私は考えます。

そして、不安障害・パニック障害を克服するためには、まさに「人との関わり」を持ち「社会生活の感覚」を取り戻す必要があるのです!
ショートケアも非常に有効!
不安障害・パニック障害は、上昇と下降を繰り返しながら、徐々に回復していきます。
時に体調を崩し、デイケアに通う自信をなくしてしまったり、何日も連続で休んでしまうこともあるかもしれません。
そんな時は「ショートケア」を活用してみましょう!
ショートケアは、デイケアのおよそ半分の時間で利用することができるため、身体への負担も小さく済みます。
体調を大きく崩し、せっかくつけた自信を失ってしまいそうな時は、ショートケアの活用も検討してみてくださいね。

私自身もデイケアに通う中で、完全に自信を失うほどに体調を崩してしまったことがありました
精神病棟を退院し、デイケアに通い始めた当初は、週5日、欠かさず毎日通っていました。
しかし、徐々に疲労が蓄積し、半年ほどたった頃に大きく体調を崩し、今まで通りデイケアに通うことができなくなってしまったのです。
そんな時に活用したのが「ショートケア」でした。
ショートケアに切り替えることで体への負担を減らし、今自分のできる範囲で活動を続けたことで、徐々に体調も回復していき、やがてデイケアの活動に戻ることができたのです!
症状の悪化は、決して「障害の悪化」ではありません!
デイケアに通う中で体調を崩し、今まで通りに通うことが出来なくなっても、それは「後退」ではなく「回復の過程」と捉え、今の自分にできることを続けてみましょう!
不安障害・パニック障害を克服するための行動 ケース③
ケース③では…
- 外出は問題なくできるが、旅行などの遠出や友人との交流は苦手
- デイケアなどの支援のある場所には通える
このような「回復はだいぶ進んできたけど…」という状態のときは、どうすれば良いのでしょうか?
勇気を出して「環境を変えて」みよう!
デイケアに通うことで、対人関係や社会生活への自信を取り戻し、不安障害・パニック障害の症状が改善していく感覚を得られると思います。
ですが、ある一定まで回復していくと、どこかで「壁」のようなものを感じ…

これ以上回復していく気がしない…
このように思い始めてしまうことも。
そんな時は…
環境を変え、次のステップへ進む時が来たということです!

デイケアで、社会生活へ復帰していくための「基礎」は完成しました。これからはいよいよ「就職」に向けて動き出す時です!
「就労移行支援サービス」を活用してみよう!
次のステップとして、より就労に向けた支援を受けられる「就労移行支援サービス」の活用をおすすめします!
就労移行支援では、一般企業への就職(オープン・クローズ問わず)を目指し、それに必要なスキルや知識の向上、ビジネスマナーの習得をサポートしてくれます。
また、実際に就職するにあたり…
- ハローワーク
- 障害者就業・生活支援センター
- 障害者職業センター
このような施設と連携し、みなさんにとって最適な職場を見つけるサポートを受けられるのも特徴です。

私の場合、体力面も考慮し、1日3時間、週4日程度という条件で就職先を探すことになりました
客観的に見て、かなり難しい条件ではありましたが、就労移行支援のスタッフの方の尽力もあり、無事に就職先を見つけることができたのです!
普通の人と比べて、不安障害・パニック障害といった精神障害を抱えていると、どうしても就職先は限られてしまいます。
なかなか自分に合った求人を見つけられず、途方に暮れてしまうという経験をした方も多いのではないでしょうか。
そんな時、就労移行支援を活用し、就活のサポートをしてくれると非常に心強いです!
また、就労移行支援には、同じ「就職」という目的を持った利用者の方もいます。
そういった方々とのコミュニケーションやグループ活動を通し、交流を深めていくこともまた、障害克服に向けた大きな力となるのです!
不安障害・パニック障害を克服するための行動 ケース④
ケース④では…
- 限られた時間で一般の仕事(オープン就労も含む)ができる
- だいぶ回復してきたという感覚がある
- けど、まだ症状による「不自由さ」も感じている
このような「障害克服まであと一歩なんだけど…」という状態に近い方へ向けて、どうしていくべきかを解説していきます。
すでに「準備」は整っている
ここまで来られた方なら、すでに「障害克服への準備」は整っています。
いつでも障害を克服できる状態にあると言えるでしょう。
しかし、
「障害を克服するにはまだ時間がかかりそう…」
「まだまだ全然克服できる気がしない…」
このように感じている方も多いのではないかと思います。
実際に私も、就職こそできたものの「障害を克服できそう」という感覚は全くなく、単純に…

「仕事に慣れただけ」「職場の環境に慣れただけ」
という感覚でした。
このような「慣れただけ」という感覚は、きっとデイケアの時も、就労移行支援の時も、感じていたのではないでしょうか?
大丈夫です。そのように感じられたということは、着実に障害克服に向けて踏み出せているという証拠です!
ですが、仕事をすることに「慣れただけ」では、障害の克服はなかなか難しいというのも事実です。
そこで重要になってくるのが…

当ブログでも再三紹介している
「障害を理解すること」
「障害を”受け入れる”こと」なのです!
入院やデイケア、就労移行支援を活用してきた方なら、不安障害・パニック障害がある中でも…
- 他者と交流を深められる
- 仕事もできる
- 社会生活を送れる
普通の人と同じように生きることが可能であると、身をもって証明してきました。
それでもあなたは「環境に慣れただけ」という感覚しかないのかもしれません。
しかし、不安障害・パニック障害について理解を深め、障害との正しい向き合い方を知ることができれば、それはきっと「環境に慣れただけではなく、自らが持つ力で可能になった」ということも理解できるはずです!
あなたはこれまで、不安障害・パニック障害を「排除」しようと、必死に頑張って行動してきました。
しかしこれからは、障害を排除するのではなく「障害があっても大丈夫」と、確かな自信をもって行動していくことが極めて重要となります!

そのような自信は、あなたが今まで歩んできた道のりの中で、必ず身に付けられるでしょう
不安障害・パニック障害の克服は、もうすぐそこまで来ています。
あとは、
あなたが障害とどのように向き合っていくか
これだけです!
まとめ
不安障害・パニック障害を克服していくためには「今の自分の状態にあった行動」を選ぶことが重要です。
自分自身の「現在の状況」に合わない無理な行動は、かえって不安や挫折感を強め、障害の悪化を招く原因にもなります。
本記事では、回復の前段階から終盤までを4つのケースに分け、それぞれ適した具体的な対処法を、実体験と合わせ解説してきました。
大切なのは、今の自分にできることから一歩ずつ行動し…
- 人との関わり
- 社会とのつながり
これらを少しずつ取り戻していくことです。
そして最終的には、障害を排除しようとするのではなく…
「障害があっても大丈夫」
と、障害を受け入れ、確かな自信をもって行動できる状態を目指していきましょう!

当ブログのメインページでも紹介している「不安障害・パニック障害を”根本的に”克服する方法」は、本記事で挙げたケース①の段階から同時進行で進めていくことを強く推奨します
当ブログを参考に、あなたのペースで、あなたの「決断」で進んでいけば、障害克服への道は確実に開かれていきまよ!






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