こんにちは!「ふぉびー相談所」所長のふぉびーです!

今回は、不安障害の中で最も治りにくいとされている「全般性不安障害」の原因や克服方法について解説していきたいと思います
全般性不安障害って、本当に治るの…?
このような不安を抱えながら、日々を過ごしていませんか?
全般性不安障害について調べると
「一生付き合っていくしかない」
「完治は難しく “寛解” を目指すもの」
こんな情報を目にして、希望を持てなくなっている方も多いのではないかと思います。
私自身も、約15年にわたり全般性不安障害に苦しみ…

この先ずっとこのままかもしれない…
と絶望していた一人です。
ですが、心配する必要はありません。
全般性不安障害は、正しい向き合い方を知ることで、誰でも克服することが可能です!

実際に私も、ある ”考え方と行動の変化” をきっかけに症状が大きく改善し、今では不安や症状に振り回されない生活を送れるようになっています!
本記事では、実体験をもとに
これらについて、分かりやすく解説していきます!
「このまま一生、不安や症状に悩まされるのは嫌だ」と本気で思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
全般性不安障害の特徴とは? 長引く原因や治りにくい理由を解説!
全般性不安障害の特徴とは?
全般性不安障害とは、日常生活のあらゆる場面で、漠然とした不安が慢性的に続いてしまう精神疾患です。
例えば…
- 社会生活や人間関係への不安
- 外出することへの恐怖
- 将来への漠然とした不安
- 「死んでしまうかもしれない」という恐怖
- 大切な人を失うかもしれないという恐怖
- 理由もないのに、とにかく不安
このように、特定の理由があるわけでもなく、ひたすら無条件に不安を感じ続けてしまいます。
自分ではどうしようもなくなり、誰かに相談してみても…
「気にしすぎだよ」
「そんなことで悩んでどうするの?」
と言われてしまい、理解されにくいのも辛いことです。
しかし、ここで重要なのは…
全般性不安障害による不安は、自分の意思でコントロールできるものではないという点です!

そのため、不安を無理に抑え込もうとすると、かえって悪化してしまうケースも少なくありません
さらに、不安や恐怖が長時間続くことで、徐々に心が疲弊し、その影響は次第に身体にも現れてきます。
こうした不快な身体症状の数々が襲ってくることで、日常生活すら困難なものとなってしまうのです。
全般性不安障害が長引く原因
全般性不安障害が「治りにくい」と言われる最大の理由は、
「不安と不快な症状の無限ループ」にあります。
障害を発症すると、まず漠然とした不安や恐怖が慢性的に続き、心が徐々に疲れていきます。
そして、その疲労が限界に達すると、今度はあらゆる「不快な症状」として身体に現れます。
すると…
といったように「不快な症状」そのものが新たな不安のタネとなってしまうのです。
その結果…
不安や恐怖
↓
心の疲労
↓
不快な症状
↓
不安や恐怖
↓
心の疲労
↓
不快な症状…
このような「不安と症状の無限ループ」に陥ってしまうことが、全般性不安障害が長引く大きな要因なのです!
一般的な対処法だけでは不十分な理由
全般性不安障害の対処法としては、以下のようなものが良く挙げられます。
これらは確かに大切な要素ですが、これだけでは ”根本的” な改善にはつながらないケースがほとんどです。
なぜなら、以上の方法はあくまで「症状を和らげるアプローチ」だからです。
全般性不安障害を「根本的」に改善していくためには…
先ほど挙げた「不安と症状の無限ループ」から抜け出す必要があるのです!
そのためには、不安への向き合い方や考え方、行動パターンを少しずつ変えていく必要があります。

次の章からは、実際に私がどのようにして「負の無限ループ」から抜け出し、障害を克服していったのかを具体的に解説していきます!
全般性不安障害の克服方法① 「戦わないこと」
障害や症状と「戦わない」
全般性不安障害を克服する上で、私が最初に取り組んだのは
不安や恐怖、不快な症状と「戦わないこと」です!
全般性不安障害を発症すると、次から次へと不安が湧き上がり、不快な症状によって心も身体も限界まで疲労してしまいます。
「どうすれば治るの…?」
「この症状を何とか抑えなきゃ…」
「どうしてこんなに不安になるの…?」
「このままずっと治らないのかも…」
このように、毎日のように障害について悩み、思考を巡らせて「何とかして治そう」と必死に戦い続けていませんか?
しかし、実はこの「戦って治そうとする姿勢」こそが、全般性不安障害が治らない大きな要因となってしまうのです!

理由はいたってシンプルで、障害と戦い続けること自体が、大きなストレスとなり、心の疲労を増幅させてしまうからです
障害を克服する上で大切なのは、
「不安や恐怖、不快な症状を排除しようと頑張る」ことではなく…
これ以上、心を消耗させないこと。
つまり「戦うことをやめる」という選択なのです!
心に「真の休息」を与える
具体的に「心に休息を与える」とはどういうことでしょう?
「趣味や自分の好きなことをすればいいの?」と思うかもしれません。
たしかに、趣味やリラックスの時間は大切です。
しかし…
- 不安を消そうと考え続けてしまう
- 不快な症状のことを常に気にしてしまう
- 「こんなのんびりしてちゃダメだ」と焦ってしまう
このように、頭の中でずっと障害と戦っている状態では、本当の意味で心は休まりません。

表面的な身体は休められても、心の奥は常に緊張し、疲労がたまり続けてしまうのです

「だけど、戦わないとサボっている感じがする…」
「治す努力を続けないと…」
真面目な方こそ、このように考えがちですが…
ここで一度、自分に問いかけてみてください。
「これまで必死に障害を治そうとして、本当に楽になったことはありますか?」
おそらくほとんどの方が
「変わらなかった」「むしろ辛くなった」と感じているはずです。
それもそのはず。
全般性不安障害を克服するための行動とは「正反対の事」をしているのですから!
つまり、
このように、不安や症状をコントロールしようとせず、「障害であること」を受け入れることで、初めて心に「真の休息」が与えられるのです!
そしてこの「心の休息」こそが、不安と症状の無限ループを断ち切るための大切な一歩となります!
全般性不安障害の克服方法② 「理解する」
全般性不安障害を克服する上で、私が次に取り組んだのは
不安や症状のメカニズムを「正しく理解」することです!
なぜ「理解する」と不安は軽減するのか?
人が感じる不安や恐怖のほとんどは
「よく分からないもの」「未知のもの」に対して生まれます。
全般性不安障害で起こる不安や恐怖も同じです。
実際、障害を抱える多くの方が…
- なぜ「不快な症状」が出るのか
- 「不快な症状」のせいでおかしくなったらどうしよう
- このまま悪化し続けてしまうのではないか
といった「正体の分からなさ」に強い不安・恐怖を感じています。
しかし、逆に言えば…
全般性不安障害からくる不快な症状の仕組みを理解し、納得できれば恐怖は大きく和らぐ
ということでもあります。

そのため、全般性不安障害を改善していく上で、症状の正体を正しく知ることは非常に重要なステップなのです
不快な症状の正体は「アドレナリン」
全般性不安障害による、さまざま「不快な症状」は主に…
アドレナリンの過剰分泌によって引き起こされます。
人間の身体はストレスや危険を感じると、脳からの指令によって交感神経が働き、アドレナリンが分泌されます。
アドレナリンは本来
- 集中力を高める
- 心拍数や血圧を上げる
- 筋肉を緊張させる
このような身体的変化をもたらし、目の前の危険に対応するための「身体づくり」を促してくれるのですが…
全般性不安障害を抱える方の多くは、慢性的な心の疲労を抱えており、わずかなストレスや不安でも「危険」と誤認してしまうため、アドレナリンの分泌量は適量を超え過剰なものとなってしまいます。
その結果…
といった身体症状が起こり、最終的に「不快な症状」として身体に現れるのです!
「不快な症状=危険」という ”誤解”
前章でお伝えした「戦わない」という考え方の中には「不快な症状を ”気にしない” 」という視点も含まれます。
とはいえ…
「この辛い症状を気にせずに過ごすなんて無理…」
と感じる方も多いと思います。
それも当然で、全般性不安障害の方は、その影響で出る不快な症状を…
- 放っておいたら危険なもの
- 排除すべきもの
と捉えてしまっているからです。
ですが実際には、これらの症状は…
あなたに「害」を及ぼすものでも
あなたを「危険」にさらすものでもありません!
不快な症状は、いたって正常な反応の延長線上にあるもので
あなたの中に「あってもいい」のです!

つまり、不快な症状は「排除すべきもの」ではなく「起きても問題ないもの」として捉えることが重要になります
強いストレスによって、一時的にアドレナリンによる反応が大きく出ることはあります。
「この状態って危険なのでは…?」
「このままずっと症状が出続けたら死んでしまうかも…」
このように、強烈な症状に襲われることも。
しかし、それはあくまで「一時的に」強い症状が出ているだけで…
アドレナリンが及ぼす影響には「限界がある」
このことだけは忘れないでいただきたいです。
つまり、アドレナリンの影響で出る不快な症状によって
- 命に関わる
- このまま悪化し続ける
- 回復できなくなる
といった最悪の事態に直結することは決してありません!
このように、一見ただ苦しいだけの不快な症状も「正しく理解」することで、余計な不安や恐怖・心配を抱えることがなくなり…
心に「真の休息」が与えられるのです!

症状への理解が「障害と戦わない」という状態を作り出す大切な一歩となります!
全般性不安障害の克服方法③ 行動する
全般性不安障害を克服する上で、私が最後に取り組んだのは
不安や不快な症状があっても「とにかく行動すること」です!
なぜ「行動すること」が克服につながるのか?
不安や恐怖、不快な症状があると、どうしても行動することを避けてしまいます。
- 仕事や外出を控える
- 人と会うのを避ける
- やりたいことを諦める など…
しかし、この「回避行動」こそが、
不安や恐怖を強め、不快な症状を長引かせる原因となります!
なぜなら、不安や恐怖、不快な症状の思惑通りに、回避行動ばかり取ってしまうと…
仕事や外出、対人関係など「外の世界」への恐怖が、想像の中でどんどん大きくなってしまうからです。
先ほど「不安や恐怖は ”よく分からないもの・未知のものに対して生まれる” 」というお話をしましたが、外の世界もそれと全く同じです。
外の世界を避け「知る」ことをやめてしまうと、ただひたすら「分からない」ことだけが増え、不安や恐怖がどんどん増幅されてしまうのです!
つまり、障害を改善していくためには…
不安や恐怖・不快な症状があっても「行動」して、外の世界を「知る」必要があるのです!
「ありのままの状態」で良い
ここで大切なのは、
「不安や症状を完全に消してから行動する」のではなく
不安や恐怖・不快な症状が「ある状態のまま」行動していくことです!
- 不安があってもいい
- 怖いと感じていてもいい
- 不快な症状があっても関係ない
「ありのまま、今のあなたのままで」一歩を踏み出してみましょう!
そうすれば、おのずと

「不安があっても、不快な症状があっても、意外と大したことない」
と気付けるはずです!
あなたの「やりたいこと」が回復へのヒント
全般性不安障害を克服するためのカギは
あなたが今「やってみたいこと」の中にあります。
- 行ってみたい場所
- 挑戦してみたいこと
- 本当はやってみたいけど諦めていること
そこに向かって「行動」することが、あなたが障害の支配から抜け出すための「きっかけ」となるのです。

私は、全般性不安障害を抱えていた当時「自分のバイクでツーリング旅行に行く」という夢がありました
ですが、その光景を想像するたびに…
- 一人で旅行なんて無理
- そもそも免許を取ることすら無理
- 障害がある自分にはできない
といったように「やりたいことがあっても、諦めるしかない」と思い込んでいました。
ところがある日、障害を克服するためには
- 障害と「戦わないこと」
- 障害を「理解すること」
そして
- とにかく「行動すること」
この3つが必要と学び、少しずつ実践していく中で…

もしかしたら、自分にもできるかもしれない…!
という感覚が徐々に生まれてくるようになったのです。
そこからすぐに私は、二輪の免許を取るために自動車学校へ行き、入校の手続きをしました。
またバイク屋へ行き、目当てのバイクの購入手続きもしました。
正直それでも、講習を受けている姿やバイクを走らせる姿を想像しただけで、不安と恐怖が湧き上がり、不快な症状に支配されそうになりましたが…
それでも、襲ってくる不安や症状たちを気にすることなく、普段と変わらない日常生活を送ることをやめませんでした。
「ツーリング旅行に行く」という目標を、曲げることもありませんでした。
「もし失敗したら…」
「もし立ち直れなくなったら…」
このような心配も当然ありましたが、もう私には関係のない不安でした。
なぜなら、
もし失敗しても「行動できた」ことが、今後の私にとって大きな「糧」になることも知っていたからです。
私を襲うさまざまな不安や恐怖、不快な症状を気にせず、前に進み続けたことで、次第に

「不安があっても大丈夫なんだ」
「不快な症状が出ても大したことないんだ」
という実感が積み重なり、
気付けば不安や症状に振り回されることはなくなっていたのです。
そして最終的には、
無事にバイクの免許を取得し、念願だった「ツーリング旅行」を一人で楽しめるようになるまで回復できたのです!
まずは小さな一歩から
私の場合、かなり大胆に行動を起こしましたが、中には
「そんな勇気はない…」
という方もいらっしゃるのではないかと思います。
ですが、安心してください。
いきなり大きな挑戦をする必要はありません。
- 自宅の周りを少しだけ散歩してみる
- 近くの気になるお店に行ってみる
- 少しだけ人と会ってみる
このような小さな一歩からでも大丈夫です。
何より大切なのは、安全な場所に留まらず、何か1つでも「行動を起こす」ことです!
「不安があっても行動できた」
「不快な症状があっても行動できた」
この積み重ねが、全般性不安障害を克服するための大きな「糧」となります!
「失敗」だったか「成功」だったかは関係ありません。
「行動できた」という事実そのものに、大きな価値があるのです!
まとめ
本記事では、全般性不安障害の特徴や長引く原因、そして障害を克服するための具体的な方法について解説してきました。
全般性不安障害は「治りにくい」と言われることも多いですが、その大きな要因は「不安と症状の無限ループ」にあります。
この負の無限ループを抜け出し、全般性不安障害を克服するためには、
この3つを意識すれば、誰でも、障害の支配から抜け出すことが可能となります!

私自身も、考え方と行動を少しずつ変えていくことで、15年にわたり苦しめられた全般性不安障害を克服することができました
大切なのは…
「不安だからできない「恐怖で動けない」
「症状があるからできない」
と、諦めてしまうのではなく
「不安や症状があってもできることを増やしていく」ことです!
治療を焦る必要はまったくありません。
まずは小さな一歩から、あなたのペースで進めていきましょう。
そして、小さな行動を1つ1つ積み重ねた先に…
全般性不安障害から解放された「自由な世界」が、あなたを待っています!
参考文献
不安のメカニズム-クレア・ウィークス
不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本-ポール・デイヴィッド
正しく知る不安障害-水島広子



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