はじめまして!「ふぉびー相談所」所長のふぉびーです!
前回の克服する方法の記事で、そもそも不安とは何か?というお話をしました。
その記事で、「不安などの不快な感情に振り回されないことが大切」ということをお伝えしましたが、具体的にはどうすれば良いのでしょう?

今回は感情に振り回されない方法をお伝えしたいと思います
よろしければ、ぜひ参考にしてください!
感情・感じ方に「不適切なもの」なんて無い!
不安障害・パニック障害の方が感じる不安を、他の人に打ち明けたとしても「何でそんな事で不安になるの?」「そんな事でいちいち不安になってちゃどうしようもない」などと言われ、なかなか理解が得られません。
そして、そのように言われた患者の方は「やっぱり自分はおかしい」「こんな事で不安になる自分はダメだ」と思ってしまいます。

自分が感じる不安は不適切なものだと刷り込まれることで、さらに障害の克服が遠のいてしまうのです
ですが、ハッキリ言います。
その不安は、決して不適切なものではありません!
不安だけではなく、怒り、悲しみなど、あまり感じたくない不快な感情すべて、不適切なものなんて存在しないのです!
感じ方に「ふつう」なんてない
そもそも、不安や怒り、悲しみを感じる状況は、人それぞれ全く違います。

同じ映画を観ても、人それぞれ感じ方が全く違うのと同じです
感じ方というのは、その人の生まれつきのものだったり、育って来た環境、生きてきた上での経験、自身が置かれている現在の状況などによって大きく変わります。
本来、人と違う感じ方をするというのは、ごくごく自然で当たり前のことなのです。
ですので、あなたが不安や怒り、悲しみといった感情を他人から否定されたとしても、気にする必要はないのです。
その上で大事なことは、
不安や怒り、悲しみといった感情、さまざまな感じ方を、ありのまま受け入れて自分自身を否定しないことなのです。
感じ方を否定しない人との関係を大切に
感情に振り回されず、自分自身を受け入れるために重要なことは…
感じ方や考え方を否定ばかりしてくる人とは、なるべく距離を取ることです。
あなたのありのままの感じ方や考え方を頭ごなしに否定されてばかりいると、やがて次のように考えるようになってしまいます。
残念ながら、世の中には他人をけなすことで自身の優位性を確保し、安心しようとする人が数多く存在します。
そのような人との関係を続けていると、あなたが思っている以上に強烈なストレスがかかり、日に日に心が疲労してしまうのです。
あなたのありのままの感じ方や考え方を否定せず、受け入れてくれる人との関係を大切にしましょう。
相手のありのままの感じ方を受け入れよう
「感じ方に『ふつう』なんてない」の章でも書きましたが、人の感情や感じ方は、ありとあらゆる経験や状況で変わっていきます。
生まれ持ったものや親の育て方、育ってきた環境、経験、トラウマ…

人がどのように感じるかは、その人が送ってきた人生そのものです
もし、相手の言動や考え方、感情の振り撒きで不快に思ったときは、こう考えるようにしましょう。

あの人の不快な言動や行動には、何か事情があるんだろうな…

そんな風に振舞うことでしか自分を守れないなんて、可哀想な人…
他人の感じ方に寛容になれない人は、自分自身の感じ方にも寛容になれません。
逆もまた然り、です。
ふつうの人として考え方はこうあるべきだという先入観は捨てて、その人のありのままを受け止めてあげましょう。

そうすればきっと、自分自身のありのままもいつか受け入れられる日が来るでしょう
まとめ
この記事で紹介した内容は、一朝一夕で身につくものではありません。
少しばかり時間がかかるでしょう。

ですが、焦る必要はありません。少しずつで、大丈夫です
自分自身の感じ方も、相手の感じ方も、なかなか上手に受け入れられずにいたとしても、そのことで自分を責めてはいけません。
うまく受け入れられない自分、そのことで自分を責めてしまいそうな自分。
それらすべてを受け入れて、前に進んでいきましょう。
自分の感情にも、人の感情にも振り回されない豊かな人生は、きっとすぐそこにあります!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!
参考文献
「他人の目」が気になる人へ-水島広子



