はじめまして!「ふぉびー相談所」所長のふぉびーです!
今回の記事は前回の続きからです!
前回の記事で、無理のない範囲で適度に忙しくすることは、障害と上手に向き合う1つの方法という説明をしました。
人の心は、自宅で何もせず悶々と過ごしているより、適度に忙しくしていた方がよっぽど健全に過ごせるということなのですが…
不安障害・パニック障害を発症してすぐ、無理をしてフルタイムで働いたり無理やり学校で勉学に励んでも、むしろ逆効果になってしまいます。

というわけで今回の記事では「適度に忙しくする方法」のアドバイスをさせていただきたいと思います
この記事で紹介することはあくまで「アドバイス」なので、「こうした方がいい」と強制するものではございません。
その上で、もしよかったら参考にしてみてください!
適度に忙しくする方法 ~仕事編~
職場に掛け合って「短時間勤務制度」の利用が可能か聞いてみよう!
無理のない範囲で仕事をしていくにあたり「短時間勤務制度」が利用できる可能性があります。
「短時間勤務制度」は法律上、家族の介護や子育てのための時短勤務が対象で、病気療養のための時短勤務は対象外なのですが、会社によっては病気療養が理由でも短時間勤務制度が利用できる場合があります。
病気療養による時短勤務が可能かどうかは、各会社によって対応が変わってくるので、一度ご自身が勤める会社に相談してみましょう。
詳しくはコチラを参考にしてみてください。

時短勤務を検討する際は、必ず主治医と相談して、現実的に可能な労働時間、出勤日数などを決めておきましょう
思い切って転職!
時短勤務が出来そうになく、体力的にフルタイム勤務が厳しそうなら、思い切って転職を考えてはいかがでしょう?
今の自分でも働けそうな勤務時間の場所に転職するというのも一つの手です。
「簡単に言うな」というお声が聞こえてきそうな気がしますが、少し考えてみてください。
今の仕事以外に、やってみたい仕事があったりしませんか?

もしかしたら、今こそ憧れの職に就けるチャンスかもしれませんよ?
子供のころ、にわかにやってみたいと思っていた花屋さんにパートで働いてみるとか…
動物が好きだから、ペットショップや猫カフェで働いてみたりとか…
大して資格やスキルのない自分には転職は無理って、決めつけていないですか?
終身雇用が当たり前だった時代はもう終わっています。
今や空前の転職ブームで、多くの人が次々と転職活動をしている時代です。

今は障害の影響で苦しい時かもしれませんが、今の仕事だけにこだわらず、さまざまな目線で考えることが大事です
不安障害・パニック障害の方にとって就職活動はかなりエネルギーがいるかもしれませんが、少し休んで気力が戻ってきたときに「こういう選択肢もある」ということを、頭の隅に入れておいてくださいね。
休業・退職して、副業に専念!
会社員やパート以外…つまり「フリーランス」で仕事をするという方法もあります。
フリーランスのメリットとしては、自分の好きな時間に仕事が出来て、仕事の量も自分で決められるところです。

病気療養をしている方にとって、これ以上ない環境で仕事ができます
プログラミングやWebデザイン、イラストなどの得意なスキルがある方は特におすすめです。
また、フリーランスで仕事を受注する際は、クラウドソージングを活用することをおすすめします。
ただし、フリーランスで仕事をしていく上で、国民健康保険に切り替える必要があったり、収入によっては確定申告が必要など、デメリットも存在します。
詳しくはコチラを参考にしてみてください

クラウドソージングを活用した副業以外だと、フードデリバリーもおすすめの副業です
UberEatsや出前館などのフードデリバリーは、クラウドソージングを活用した副業に比べ敷居が低く、特別なスキルがなくとも簡単に配達員登録ができます。
詳しくはコチラを参考にしてみてください
どうしても働くことが難しいときは…?
就労移行支援の活用
精神的や体力的にどうしても働くことが難しいときは「就労移行支援」を活用するという方法もあります。
就労移行支援を行う事業所では、ハローワークや障害者職業センターなどと連携し、ご本人の意向に合わせた最適な職場探しをサポートしてくれます。
また、就職後も半年間定期的に面談等を行い、職場に定着できるよう様々なサポートを受けられるので、安心して仕事に励むことができます。
詳しくは下記のリンク先をご覧ください
デイケアの活用
各地の精神科病院では「精神科デイケア」が利用できる場合があります。
精神科デイケアでは、精神障害を抱える方が安定して日常生活を送れるよう、同じ境遇の人たちとの交流や各種プログラムなどを通してリハビリテーションを行う通所型のサービスです。
精神科デイケアは、外来治療の1つとして保険診療に該当するため、通常の3割負担で参加することが可能です。

自立支援医療制度を活用すれば、原則1割負担となり、収入に応じ限度額も設定されます。 詳しくは主治医や病院のソーシャルワーカーさんにご相談ください。
◇外部リンク

私も、不安障害を発症してから職場へ復帰するにあたり、入院→デイケア→就労移行支援→職場 と段階を踏むことで社会復帰に成功しました
まだどうしても職場復帰は難しいと感じたときは、ぜひ利用を検討してみてください。
職場復帰への道は、1つではありません。
一人で悩まずに、主治医の先生や職場と相談し、社会復帰を目指していきましょう!
適度な忙しくすることは障害克服への近道
まずは無理せずほどほどに、自分のペースでOKです!

次回は、適度に忙しくする方法 ~学校編~ のアドバイスをさせていただきたいと思います
また次の記事でお会いしましょう!


