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不安障害・パニック障害へとつながる「4つの疲労」 不安障害・パニック障害を克服する方法【第9回】

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はじめまして!「ふぉびー相談所」所長のふぉびーです!

今回は、不安障害・パニック障害へとつながる「4つの疲労」についてお話をさせていただきたいと思います。

このブログのトップページで、不安障害・パニック障害におけるさまざまな不快な症状は「心の疲労」からくるというお話をしました。

では、具体的に「心の疲労」は、どのようにして我々の身体に影響を与えてくるのでしょうか?

ふぉびー所長
ふぉびー所長

「心の疲労」についてしっかり学び、自分自身で心のケアができるようになりましょう!

第1段階「筋肉の疲労」

一般的な「筋肉の疲労」

「筋肉の疲労」と聞くと、激しい運動や、筋トレをした後の状態が思い浮かぶと思います。

筋肉を酷使したのち限界を迎えると、思うように力が入らなくなり、けいれんを起こしたりします。

ですが、このような運動からくる筋肉の疲労は、我々に達成感や満足感を与え、心地の良いものである場合がほとんどです

助手くん
助手くん

これが、肉体的な面からくるごくごく普通の「筋肉の疲労」です。しかし、精神的な面からくる「筋肉の疲労」は、非常に不快で心地のいいものではないのです

メンタル面からくる「筋肉の疲労」

日常生活を送る中で、人はさまざまなストレスにさらされます。

多少のストレスであれば自然に解消されるため、身体への影響はごくわずかですが、その時々の状況によってうまくストレスを解消できずにいると、ストレスはどんどん身体に蓄積されてしまいます。

助手くん
助手くん

そして、解消されず蓄積したストレスは徐々に心を疲弊させていくのです

疲弊した心はあらゆる物事に敏感になり、余計ストレスを感じやすくなるため、常に周囲を警戒するようになり、身体は継続的に緊張状態となってしまいます。

ふぉびー所長
ふぉびー所長

また、すでに不安障害・パニック障害を抱えている方は、常に不快な症状におびえている為、多くの時間を緊張状態で過ごしています

ヒトは緊張状態にあると、無意識に体に力が入り、あらゆる箇所の筋肉が硬直するのですが…

その緊張が長時間に及び、それと同時に筋肉の硬直も長時間に及ぶと、我々の身体にさまざまな影響が現れてくるのです

「筋肉の疲労」がおよぼす影響

長時間にわたる緊張状態で、筋肉が硬直し続けることで徐々に痛みや不快感が生じてきます。

筋肉の弛緩の収縮のバランスが乱れ、疲労によって生じる乳酸などの体内物質が蓄積されることで、身体のさまざまな箇所に痛み・不快感が生じるようになるのです。

助手くん
助手くん

精神面からくる筋肉の疲労が及ぼす体への影響は、以下のようなものが挙げられます

  • 頭痛
  • まぶたの痙攣
  • 肩こり
  • 肩甲骨周辺の痛み
  • 腰痛
  • 腕、足などの筋肉痛 など…

激しい運動や筋トレからくる筋肉の疲労と、長時間にわたる緊張からくる筋肉の疲労では、感じる不快感も大きく変わってきます。

運動や筋トレで起こる筋肉の疲労からは、達成感や幸福感などの好影響がありますが、緊張によっておこる筋肉の疲労では幸福感は得られず、ただただ不快なものでしかありません。

ですが、このような不快な痛みは、
あなたの身体がおかしくなったわけでも、異常が起きているわけでもありません。

ただ、長時間の緊張からくる「筋肉の疲労」です。

助手くん
助手くん

あなたの身体は、正常な反応をしているに過ぎないのです

このように、痛みの原因を知って、自分の身体に異常が起きているわけではないと知れば、いくらか緊張が和らぎ、少しリラックスできるのです。

まとめ

この記事でお話しした「筋肉の疲労」は、不安障害・パニック障害にいたる「4つの疲労」のうちの「最初の段階」です。

ここからさらに心の疲労に拍車がかかると、身体への影響はさらに勢いを増し、どんどん障害の発症や症状の悪化へ近づいていきます。

ですが、心配はいりません。

「筋肉の疲労」を注意サインと捉え、この段階で休息を取るなどの対策をすることで、障害の発症やさらなる症状の悪化を防ぐことができます。

ふぉびー所長
ふぉびー所長

あなたの身体におこる「不快感」と上手に向き合って、生活の改善に役立てていきましょう!

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

参考文献

不安のメカニズム-クレア・ウィークス

不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本-ポール・デイヴィッド

[PDF] 筋肉痛の化学-野坂和則

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