はじめまして!「ふぉびー相談所」所長のふぉびーです!
この記事では、主に精神障害を抱えた方が「就労移行支援」を活用するメリットについて、詳しく解説していきたいと思います!

私は約15年にわたり不安障害を患っていましたが、「就労移行支援」を活用したおかげで、長年の夢だった「仕事」を始めることができました!

その中で得た経験や知識、感じたことを、みなさんにお伝えできたらと思っています!
就労移行支援の利用を検討されている方の多くは、以下のようなお悩みを持っています。
当ブログでは、このような疑問に全てお答えしていきたいと思っています!
うつ病や不安障害・パニック障害などの精神疾患を抱える方にとって、安定して職場に通うことはおろか、なかなか理想の求人が見つからず「就職すること」すら困難です。

みなさんの中にも、なかなか良い職場が見つからず、苦労している方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方々のためにも、この記事を通して「安定した就労」ができるようお手伝いが出来たら嬉しです!!

よろしければ、ぜひ参考にしてみてくださいね!
就労移行支援って、意味あるの?

結論から言うと…
就労移行支援に通う意味、メチャクチャあります!!

なぜかというと…
就労移行支援を経由せず就職した場合と、就労移行支援を経由して就職した場合では、定着率が圧倒的に違うからです!

こちらのグラフによると、精神障害者の職場定着率は、1年目で49.3%となっています。
精神障害者の約半数は、1年も経たないうちに離職しているのです!

せっかく希望の職場に就職できても、なかなか職場環境に馴染めない人がたくさんいるんですね

その通りです。では「就労移行支援」を活用した場合ではどうでしょうか?
参考資料 地域における就労移行支援及び就労定着支援の動向及び就労定着に係る支援の実態把握に関する調査研究 - 厚生労働省
令和4年に厚生労働省から発表されたデータで、全国16か所の就労移行支援の事業所から得た、就労定着に関するヒアリングの結果が発表されています。
そのデータによると、16か所の就労移行支援事業所のうち、15か所が80%を超える職場定着率を達成しています!

定着率100%の事業所も多くあり、就労移行支援の活用が、就労後の安定につながっているのだと思います
その他、就労移行支援を活用するメリットとして、以下の5つが挙げられます!

これら1つ1つを、これから順を追って解説していきたいと思います!
【メリットその1】就職に向けた手厚いサポートを受けられる!

就労移行支援では、就職に向けたさまざまなサポートが受けられます。

特に「就職活動」において、普通にハローワークなどで職探しをするより、より良い就職先が見つかりやすいのです

具体的にはどういうこと?

就労移行支援センターの支援員の方々が、利用者それぞれの特性にマッチした職探しをサポートをしてくれます!
中には、一般公開されていない求人を独自のルートで探してくれる場合もあり、1人で就職活動をするより、自分に合った職場をはるかに見つけやすくなるのです。

実際に私も、事業所独自の斡旋先を利用して就職することができました
私の場合、仕事能力に関しては高く評価していただけていたのですが、とにかく体力面の問題があり「オープン就労で週4日、1日3時間が限界」という、きわめて限定的な就労時間を条件に就労先を探していました。
しかし、そのような都合のいい求人はなかなか見つかりません。
そんな中でしたが、就労移行支援サービスの優秀な支援員の方々が、さまざまなツテを使い、私の就労条件に合った就職先を見つけてくださったのです。

そのおかげで私は素晴らしい職場に巡り合え、それから数年経った今でも同じ職場で仕事を続けられています!
就労移行支援なら、就職後のサポートも万全!
就労移行支援を活用した際に、特に重宝するのが「就労定着支援」です!
就労移行支援を運営するほぼ全ての事業所には、「就労定着支援」というサポートがあります。

定着支援の利用者を就職させたら終了!ではなく、利用者が就職先にしっかり定着できるよう支援してくれるのです

就労定着支援では、どんなことをしてくれるの?
就労定着支援では、支援員立ち会いのもとで行われる会社との面談を通して、障害のある方が職場に安定して勤務できるよう相談や助言をしてくれます。
また、利用者側から会社へ要望がある場合、支援員を通して内容を伝えるといったこともできます。

勤め先の会社で何かトラブルがあっても、就労定着の支援員が仲介してくれるのです
実際に私も、就労定着支援のサポートをうまく活用できたことで就職先に定着できました。
働く中で大きく体調を崩してしまったとき、就労定着の支援員に相談し、就労時間や休養日についてアドバイスを受けられたおかげで、もし今後体調を崩しても大丈夫という安心感が得られたのです!
【メリットその2】自分のやりたいことが見つけられる!

就労移行支援では、日々さまざまなカリキュラムを実施しています。
実際の仕事に近い業務をこなしてみることで、自分にあった業務、合わない業務を身をもって体感することができるのです。
もし今のあなたが「どんな仕事が自分に合っているのか分からない」「やってみたい仕事が分からない」といった状況でも、就労移行支援で実施されているカリキュラムを通して見つけることができます!

私の場合は、PC のカリキュラムを通して「PC の作業が一番向いている」という感覚が得られたため、その旨を支援員の方に伝えたら、希望通りの業務内容の求人を見つけてくれました!
また、実務以外にも、マインドマップを利用した自身の価値観追求など、自分自身を見つめなおすカリキュラムもあったりします。
「自分」についての理解を深めることで、自分に向いている仕事や業種をみつけることができるかもしれませんよ!
【メリットその3】自分に合った勤務日数や就労時間を学べる!

3つ目のメリットは、自分に合ったワークスタイル(週に働く日数や勤務時間など)を見つけられる点です。
精神疾患・・・特に不安障害やパニック障害を抱える方の多くは、一般の人と同じようにフルタイムで働くことが体力的に困難です。

先述の通り、当時の私も週4日、1日3時間が限界でした
まだ就労経験がなかったり、ブランクがある方にとって「今、自分は週にこの日数なら働ける」とか「これくらいの勤務時間なら継続できる」などの具体的な数字は、実際に働いてみないと分からないという場合がほとんどです。
そのため、就労時に自分の限界以上の勤務日数・勤務時間を指定してしまい、体力的に仕事を継続することが困難になり、職場に定着できないのです。

ですが「就労移行支援」を活用すれば、施設への通所を通して、自分に合った「勤務日数」や「勤務時間」を見つけることができます!
いざ就職となった場合でも、無謀な勤務日数や勤務時間を指定せずに済むので、職場定着につながりやすくなるのです!
【メリットその4】「仕事」の雰囲気やビジネスマナーを学べる!

就労定着支援では、企業で働くうえでのビジネスマナーを学ぶことができます。

新卒の従業員ならまだしも、れっきとした大人であれば「社会常識」は一通りマスターしておきたい…

けど社会経験のない私は、どこでそれを学んでいいのかわからない…
そんな方にとって、就労移行支援はもってこいの場所です!
そして、このようなマナーを学んでいくうえで、一般的な仕事の雰囲気というものにも慣れることができます。

挨拶やマナーなど、仕事の雰囲気を就労移行支援のカリキュラムを通して学べたことで、社会経験が全くなかった私でもそれなりの常識をもって就職することができました!
【メリットその5】これまで以上に症状の改善が期待できる!

就労移行支援では、業務的カリキュラムだけでなく、生活面のカリキュラムも実施されています。
生活面におけるカリキュラムの内容は、日々の生活習慣を整えられる、適切に体調管理ができるようになるといった、自己管理能力を高められるものです。

そのほかにも、他の利用者さんとのグループディスカッションや、日々のコミュニケーションを通して、対人関係のスキルも学ぶことができます
今の自分でも社会の一員でいられるという自信が得られ、自己肯定感が上がることで、結果的にさらなる症状改善へとつなげられるのです!
よくあるQ&A
気になるのは、やっぱり「利用料」ですが…

Q.これだけ充実したサービスが受けられるってことは、それなりに高い利用料を取られるんじゃないの?

前年の収入などにもよりますが、多くの場合、なんと無料で利用することができるのです!
就労移行支援の利用料については、以下の表をご覧ください

この表における「世帯の収入状況」ですが、ここでいう「世帯の収入に」親や子、兄弟は含まれません。あくまで「本人」と「配偶者」の年収で計算されるので、多くの利用者は「低所得」区分に分類されるというわけです。
詳しくは、以下の表をご覧ください

就労移行支援の利用可能期間は?

就労移行支援は、具体的にどれくらいの期間利用できるの?

基本的には「最大2年間」利用することが可能です
詳しくはコチラを参照してください
就労移行支援事業 [PDF]- 厚生労働省
就労移行支援の利用を検討しているけど、誰に相談したらいい?

就労移行支援を活用してみたいんだけど、誰に相談したらいいの?

かかりつけの精神科がある場合、まずは主治医の先生に相談してみてください。また、各精神病院に所属している精神科ソーシャルワーカーさんや、市区町村の福祉相談窓口の方でも相談可能です!
まとめ
以上、就労移行支援を活用するメリットについて解説させていただきました。
うつ病や不安障害・パニック障害などの精神疾患を抱える方にとって「職場で働く」ということ自体が大きな負担となります。
就労移行支援では、さまざまなカリキュラムを通して訓練を重ねていくことで、そのような負担を軽減し、職場に定着できるよう最大限サポートしてくれます!

もし、なかなか就職できなくて困っている方、職場に定着できずに困っている方がいたら、就労移行支援の活用を検討してみてはいかがですか?
精神障害を抱えながら働こうと必死に頑張っている方、就労移行支援の活用を検討している方のために、この記事が少しでも参考になれたら嬉しいです!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

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